開業したばかりのフリーランスが一番最初にやるべきこと
開業おめでとうございます!晴れて自分のビジネスをスタートさせた喜びも束の間、「帳簿って何から手をつければいいの?」「レシートは捨てちゃダメ?」と、慣れないお金の管理に不安を感じていませんか。
実は、経理の知識がゼロでも全く問題ありません。最初のステップと仕組みさえしっかり整えておけば、日々の経理は決して怖くないからです。この記事では、開業初年度のフリーランスが必ず知っておくべき経理全体の流れと、最初に行うべき「初期設定」についてわかりやすく解説します。
そもそも「経理」って何をすること?(全体像の把握)
経理のゴールは「正しい確定申告(納税額の計算)」
経理と聞くと難しく感じますが、最終的なゴールはたった1つ。「1年間の儲け(利益)を正しく計算し、税務署へ確定申告をして正しい税金を納めること」です。売上から経費を差し引いた金額が利益となり、その利益をベースに税金が計算されます。つまり、経理とは「税金を払いすぎないための大切な作業」でもあります。
日々の「お小遣い帳つけ(記帳)」と「書類の保管」が基本の2大タスク
確定申告を成功させるために日頃やるべきことは、実はとてもシンプルです。 1つ目は、売上や経費をノートやソフトに記録していく「記帳(お小遣い帳つけ)」。 2つ目は、その記録が正しいことを証明するための「領収書や請求書などの書類保管」です。この2つさえコツコツやっていれば、経理の8割は終わったようなものです。
開業したらまず準備するべき「3つのモノ」
事業用の銀行口座を作る(プライベートと完全分離する)
開業したら真っ先にやるべきなのが、事業専用の銀行口座を作ることです。生活費が引き落とされるプライベート口座とは完全に分け、売上の入金や経費の支払いはすべてこの事業用口座にまとめましょう。お金の流れが透明になり、後から「これは何の支払いだっけ?」と悩む時間が劇的に減ります。
事業用のクレジットカードを作る(経費の管理を自動化)
口座とセットで作っておきたいのが、事業専用のクレジットカードです。仕事に関する支払いをこのカードに集約すれば、カードの利用明細がそのまま「経費のリスト」になります。後々クラウド会計ソフトを導入した際にも、明細データを自動で取り込めるため非常に便利です。
領収書・レシートを保管する入れ物(封筒やBOX)を用意する
現金で支払った際のレシートや領収書は、絶対に捨ててはいけません。「月ごとに分けたクリアファイル」「月ごとの封筒」「大きめの空き箱」など、ご自身が一番ラクな方法で構わないので、とりあえず放り込んでおける専用の保管場所を今日から用意しましょう。
初心者がやりがちな「やってはいけないNG行動」
プライベートの買い物と事業用の経費を同じ財布・口座で混ぜてしまうこと
一番やってはいけないのが、生活費と事業費の混同です。同じ口座やクレジットカードで事業の経費とスーパーでの夕飯代を支払っていると、確定申告の時期に「どれが経費か」を一つひとつ仕分ける地獄の作業が待っています。面倒でも、入り口の段階で完全に切り離すことが鉄則です。
レシートを「もらわない」「適当に捨ててしまう」こと
「少額だからいいや」とレシートをもらい忘れたり、捨ててしまったりするのは、自ら「税金を多く払います」と言っているのと同じです。経費を証明できるレシートは、いわばお金そのもの。どんなに小さな金額でも必ずもらい、専用のBOXへ保管する癖をつけましょう。
初めての記帳:エクセルと会計ソフト、どっちを選ぶべき?
無料のエクセルで手軽に始めるメリット・デメリット
取引件数が少ない開業初期は、エクセルを使って手入力で記帳を始めるのも有効な手段です。無料で手軽に始められ、自分でお金の流れを一つひとつ確認できるメリットがあります。一方で、事業が成長して取引が増えてくると、手入力に時間がかかりすぎるというデメリットも出てきます。
「まずはコストをかけずにお小遣い帳感覚で始めたい」という方は、当サイトで無料配布している【青色申告用Excelツール】をぜひご活用ください。簿記の知識がなくても、入力するだけで自動的に青色申告用の複式簿記に変換されるため、初心者の方にぴったりです。
最初からクラウド会計ソフトを入れて自動化するメリット
事業用の口座とクレジットカードを用意できているなら、最初からクラウド会計ソフト(マネーフォワード、freee、弥生など)を導入するのも賢い選択です。口座やカードを連携させれば、日付や金額が自動で取り込まれるため、経理にかかる時間を劇的に削減できます。当サイトのExcelツールからクラウド会計への移行(CSVインポート)もスムーズに行えるので、タイミングを見てステップアップするのもおすすめです。
まとめ:まずは「口座・クレカを分ける」ことから始めよう!
難しく考えすぎず、まずは経理をスムーズに行うための環境を整えることが一番の近道です。
- 事業用の銀行口座を作る
- 事業用のクレジットカードを作る
- レシートを入れる箱を用意する
今日やるべきことは、この3つだけです。完璧を目指す必要はありません。まずはプライベートと事業のお金をきっちり分けるところから、フリーランスとしての第一歩を踏み出しましょう!



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